オーストラリアでは美容整形外科治療の需要が近年増加
台湾、ベトナムなど各国で認証取得完了

【ソウル経済TV＝キム・ミニョン記者】美容医療機器専門メーカーのTENTECHは17日、同社の高周波リフティングデバイス「10THERMA」がオーストラリア保健省傘下の医薬品・医療品管理局（TGA）から医療機器承認を取得したと発表した。
この認証により、TENTECHは厳格な技術・安全基準を維持するオーストラリア市場に正式に参入し、グローバル市場での基盤を築くことができる。
オーストラリアは、美容整形外科治療の需要増加に伴い、低侵襲・非侵襲両機器の市場が拡大しており、高周波（RF）を用いたリフティング治療の導入も拡大していると報じられている。
10THERMAは、最大出力400Wのエネルギーと6.78MHzのRF技術を応用した機器で、コラーゲン生成促進や肌の弾力向上を目的とした施術に用いられます。5.0cm²のフェイスチップを使用することで、他社製品よりも施術面積が25%広く、施術中に噴射される7つの冷却パルスが、熱や肌への刺激による不快感を軽減します。
10THERMAは、欧州連合（CE）、米国（FDA登録）、ブラジル（ANVISA）、インド（CDSCO）、メキシコ（COFREPRIS）など主要国で認証を取得しており、台湾やベトナムなどの国でも認証を取得済みです。
TENTECHは、高周波機器10THERMAに加え、超音波リフティング機器「10THERA」や、韓国で医療機器承認を取得した3ラインHIFU機器「10TRIPLE」など、多様な製品ポートフォリオを構築しています。
特に、10TRIPLEは、3ライン同時照射方式と多様なカートリッジ機能により、治療効率と精度の向上をサポートする最新モデルです。
テンテックのハン・ドンオクCEOは、「オーストラリアは高い技術力と安全基準を備えたプレミアム市場であり、10THERMAのTGA認証取得は競争力を証明する重要な成果です。アジア、ラテンアメリカ市場に続き、オーストラリアやヨーロッパといった先進市場への展開を拡大し、K-Medicalの地位をさらに高めていく予定です」と述べています。